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FASHION, ITEM 2026.6.12

MONTHLY / LEGITS

タイムリーな気分を反映した、いま手に入れたいアイテムをGRIND目線で毎月ピックアップ。
ファッションをさらに楽しくする一品を探してみよう。

Photo Yoko Tagawa
Edit & Text Naho Minagawa

No.1 KARTIK RESEARCH
Item:Kantha Contrast Hoodie

ラフに気負わず
伝統をデザインする

インドに数多く存在する工芸のエッセンスを、現代の表現とリンクさせる〈KARTIK RESEARCH〉。伝統や手仕事という言葉に過剰に引っ張られることなく、気負わず付き合えるフーディは、そのさじ加減が心地良い。ステッチや配色も1点ごとに異なり、同じものは存在しない。ロゴやグラフィックが意志を示すように、ブランドが体現する工芸へのリスペクトは、デザインを通じて浸透していく。

¥99990
㉄KARTIK RESEARCH
http://www.kartikresearch.com/

No.2 KHOKI
Item:The House T Shirt

ひとつの“家”に集う
異なるピース

東洋、西洋問わず異なるモチーフが、スクールハウスを形づくるように散りばめられた〈KHOKI〉のTシャツ。地域性や時代性を超えた、いびつな一体感はまさにブランドの在り方を体現しているようにも思える。クリーンに洗練されるだけでもなく、ノイズを必要以上に強めるでもなく、目新しさと馴染みのある光景を同時に映し出すような〈KHOKI〉の引力に、ぐっと引き寄せられる。

¥14850
㉄コッキデザイン事務所
https://eye-khoki.com/

No.3 Matan Fadida
Item:Puffer Cushion

無機質の奥にある
確かな包容感

〈MATAN FADIDA〉の「Puffer Cushion」は、工業的なデザインやカラーリングを纏いながらも、どこか美しさを感じさせるダウンジャケットのようなフォルムが印象的。空間に置かれた瞬間は彫刻のようで、身体を預けた瞬間に確かな包容感が立ち現れる。雨の日が増え、家で過ごす時間も増えるこの季節。機能性とオブジェのどちらにも振り切らない存在が、不思議と空間に新しいリズムをもたらす。

¥35200
㉄Domicile Tokyo
TEL_03-6447-1068

No.4 SIX 95
Item:LEGAL TENDER SHOULDER BAG

普遍の姿を
かき乱す即興

余計な装飾を削ぎ落としたシンプルなフォルムに、英国通貨を打ち込む大胆な即興性が、奇妙な調和を生み出す〈SIX95〉。ありふれたモノ、既に用途が決まっていたり、形を大きく変えられないもの。見慣れた姿に加えられる閃きが、価値となるところにファッションやカルチャーの面白さが詰まっているようにも思える。その一捻りに現れるセンスこそ、今このブランドに惹かれる理由だろう。

¥84700
㉄jackpot
https://store.jackpot1994.com/

No.5 MEPHISTO
Item:BARRACUDA MT

ブレない自信が生む
絶妙な野暮ったさ

常に快適性を追求するフランスのシューズブランド〈Mephisto〉。無骨なアウトドアシューズのような佇まいと、フォーマルな革靴を思わせるような落ち着きを兼ね備えた1足だ。新しさが絶えず消費される時代に媚びることなく機能を追求する、変わらない姿勢と高いクオリティ。歩みを重ねる度にその味わいを、静かに深めながら、絶妙な野暮ったさをスタイルとして提示するだろう。

¥63800
㉄SUPPLY/BACKDOOR
TEL_03-6804-7037

No.6 Brain Dead × A.P.C.
Item:Type 00 Denim Pant

異なる感覚が描く
これからの定番

異なる感覚をもつ両者の個性が、見事に共存したものこそ、コラボレーションと呼ぶにふさわしい。〈A.P.C.〉のために特別に織られた日本製生地が生む端正な表情に、前後へ配された曲線的なステッチワークが〈Brain Dead〉らしいユーモアを添える。普遍性の中に感じる、肩の力が抜けた遊び心。無理に主張はしない。それでも、気づけば長い時間を共にしてしまうような、不思議な愛着を生む。

¥55000
㉄BRAIN DEAD STUDIOS HARAJUKU
TEL_03-3401-4010

No.7 Bang & Olufsen
Item:Beoplay HX

思考をほどく  
静かな逃避行

〈Bang & Olufsen〉が手がける「Beoplay HX」。周囲に合わせてノイズキャンセリングを自動調整する機能は、日常の喧騒からそっと距離を取らせてくれる。単に音楽を楽しむという用途だけではなく、デザインを通して感じる高揚感や、身に着ける時間それ自体を豊かにするようなプロダクト。日常の喧騒からこれほど気軽に距離を取れる体験は、現代の生活に欠かせないケアのひとつかもしれない。

¥84900
㉄Bang & Olufsen Japan
TEL_0800-600-0206

No.8 daisuke tanabe
Item:Klee Shorts Ventile

退屈しない
夏の装い

夏に向けて、スタイリングの主役となるショーツ。〈daisuke tanabe〉の左右非対称のシルエットは、ショーツとスカートの境界を曖昧にする。穿き慣れた1本とは一味違う。それでいて、テキスタイルへの深い理解に裏打ちされたデザインによって、Tシャツにラフに合わせてもスタイルが成立する。固定されたイメージがないからこそ、次はどんな合わせ方をしようかと想像が膨らむ1着だ。


¥64900
㉄daisuke tanabe
https://daisuketanabe.studio/

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