日本ではライセンスの都合上販売されていない〈CONVERSE CONS〉のライダーであるRemy TaveilaとRoman Gonzalezの2人にフォーカスした新作のローンチパーティーがパリファッションウイークの最中に開催された。2名の長年の友人であり、〈Octagon〉というパリのスケートブランドを率いるClementが展示に関わるディレクションを務めた。イベントの前日にClementに会う機会があり、展示やイベントに関する話を教えてくれた。言い訳がましくなってしまうが、編集部は残念ながらイベント当日、その翌日に控えた撮影に関するトラブルなどもあり、足を運べなくなってしまったのだが、その様子を当日参加できなかった悔しさとともにお届けしたい。

Remyが昔から撮り溜めていたが、今まで大々的に見せることのなかったフィルムで撮影した写真の数々の展示では、スケートをしながら世界中を飛び回ってきた彼の記憶を巡る旅のようにも感じられ、初めての写真集も制作された。当日は彼の家族など身近な人々も多く駆けつけたとのことで、写真を見せることで生まれる新たなコミュニケーションにも喜びを覚えたと、後日Clementの計らいで会えた際にそう話してくれた。

対してドローイングを手がけるRomanのスペースでは、彼の部屋をイメージしたような空間がつくられ、訪れた人たちもリラックスしながらそれぞれの時間を過ごしていた。