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CULTURE, FASHION, INTERVIEW 2020.9.24

GRIND CULTURE COLUMN

COME TO MY CHURCH

唯一無二の独創性を武器に

近年、ローカルでも着実に名をあげはじめるクルーが誕生しているが、〈カム トゥ マイ チャーチ〉は、彼らが制作したと一目瞭然なクリエイションで一際、異彩を放つ存在だ。一体どのような思考を抱き、独自の世界観を築いているのか、創設者であるジェイクとジョシュの2人兄弟のインタビューを通して紐解いていく。

不可思議な
世界観の背景

スピリチュアル、かつアシッドの効いたスタイルを放つ〈カム トゥ マイ チャーチ〉は、同郷のローカルシーンの中でも一線を画したアンダーグラウンドな感性を維持し続けるスケートクルーだ。「嫌々仕事を探していてやっと見つけたんだけど、そこはウィードが吸えなかったから結局自分で仕事をすることにした。それで1人でやるよりも2人でやる方が良いんじゃないかと思って、ビデオを2人で作りはじめたんだ」。自身の苗字でもある“チャーチ”を由来に2018年にスタートした彼らは、“何か人々に愛されるものをつくること”を軸に自分たちが抱く独自の世界観を、ハンドドローを用いて思うままにデザインする。一貫してストーリー性があり、妖しげな空気感を纏ったスケートビデオも彼らの最大の特徴だ。「気持ちが沈んでいる時、それを解き放つことができれば、明確に愛されているもの、大切にされるべきものといった本当の信念が見えるんだ。僕らは皆に情熱を追いかけて欲しいと思う。何が彼らを突き動かすのか。自分がやった仕事に対して、満足して仕事場を後にするべきだと思うんだ」。同郷の地ロンドンから誕生したことみならず、本来の自分自身がもつ情熱を追い続け、それを世間に堂々と打ち出す点でも〈パレス スケートボード〉や、〈ヤードセール〉と共通の意思を見出すことができ、彼らと親しい関係性である所以も理解できる。

周囲を顧みず
貫き通す姿勢

本当の信念を探るべく思考し続けるマインドをもつ彼らが、過去最長の新たなスケートビデオを公開する。「探し求めているものを見つけるために登り詰めて、見えるものすべてが真っ白な高原に辿り着く。そして孤独に戻り、自身のマインドを追ったポスト黙示録的(現在の文明が滅んだという前提で、その後の世界“生存者、新文明など”を描いた、主にジャンル名として用いられる表現)な世界に生まれ変わるんだ」。ミステリアスなムード漂う世界観は相変わらず、代表的なタバコを吸うエイリアンや、同クルーのロゴのグラフィックが多用されている今回のビデオ。「THEY DON’T EVEN KNOW I EXIST(私の存在すら知られていない)」という意味深な文とともに描かれたキリストらしきグラフィックが出現するなど、以前より明らかに確立された彼らの信念を体現しているようにも感じられる。親しい関係性をもつ〈パレス スケートボード〉や、〈ヤードセール〉のスケーターも出演している点も見所だ。「俺らは皆、神の子だぜ。仲間がいろいろなところにいるんだ。道を歩けばどんどん仲間になっていく。色々なブランドがパイの一切れを求めて戦っているけど、僕らはただ、楽しみたいだけさ。」ひとつの枠に囚われず、競争するわけでもなく、単純に自分らしく在り続ける術を求め、楽しみながらクリエイションに励む彼ら。今回のビデオを皮切りに、今後どのように自分たちの信念を創造していくのか、予測不可能な彼らの動きに目が離せない。

彼らが手掛けるプロダクトも、下記よりチェック↓

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Information

Come To My Church

https://www.cometomychurch.co.uk

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