

côte&ciel
バッグとしての機能を追求しながら、独創的なデザインを打ち出している〈côte&ciel〉。4月下旬に原宿の旗艦店にて行われた、新作のリリースを祝うイベントには、多くの人が駆けつけていたように、ファッションのシーンにおいても確かな立ち位置を築きはじめている。荷物を持ち運ぶための道具として、細部に気を配り、結果としてそうしたディテールが構造的な目新しさを生み出す。今回はこのシーズン新たに登場したラインナップから2つのアイテムをピックアップ。
Photo_Haruki Matsui
Edit&Text_Shuhei Kawada
1. NI Sleek Sage Green
折り紙にインスパイアされたユニークな形状のクロスボディバッグ『Ni Sleek』から軽やかなセージグリーンのナイロンを使用した新作が登場。体のラインに沿ったコンパクトな形状ではあるが、収納できるスペースはしっかりと確保されている。ジップで開閉できる範囲も広いため、手探りでモノを探すストレスも感じさせない。クロスボディバッグが主流となりつつあるが、〈côte&ciel〉はそうした流行とは異なる視点で、独自の道を突き進む。
2. Sava S Sleek Sage Green
『Sava』というバックパックをコンパクトにアレンジした『Sava S』は、程よいサイズ感と、シーンを選ばず活躍してくれる機能を兼ね備える。ラップトップを固定するストラップや、フロントのポケットなど、用途に応じて対応できる小回りの効く設計も嬉しいポイントだ。ソリッドで、無機質なバックパックも多く見かける中、過度な主張はなく、かつアイコニックな表情を見せてくれるこのアイテムは、利便性とファッションにおける視点の双方を満たしてくれるはずだ。