FASHION 2021.2.4
AFFIX WORKS SS21
エレクトロミュージックの
巨匠から着想した
新作コレクションがローンチ
インターネットラジオ局KNOW WAVE内の番組としてスタートした、ロンドンを拠点とするコレクティブ〈アフィックス〉の21SSコレクションが発表された。ブランドのコンセプトである“New Utility(新しい活用性)” を追求すべく今コレクションで彼らが着想を得たのは、エレクトロミュージック史における重要人物のひとり、コンラッド・シュニッツラー。コンラッドは、彫刻、絵画、グラフィックデザイン、映像など多様なフィールドで培った経験や手法を自身の音楽にも応用することでテクノシーンをひとつ上のステージへと押し上げ、電子音楽界の伝説として現在でも多くのアーティストに影響を与えている。物事に新たな角度と機能を与える表現を生みだすという点で通ずる両者。コンラッドが死ぬ間際に残した言葉“the end best, Con”を綴ったTシャツや、カセットが取り付けられたジャケットなど、彼の作品や人生から切り取られた要素が、〈アフィックス〉の軸となるワークウエアへと落とし込まれた。多面性をもたらす実験的なアプローチにより、ますます世界観を深めていく彼らのクリエイションから、今後も目が離せない。