GRIND

MONTHLY / CRACKS MONTHLY / CRACKS

FASHION, ITEM 2021.1.30

MONTHLY / CRACKS

GRIND topics of the latest style

Photo_Ryo Sato

No.1:JIL SANDER

身近なアイテムに
哲学を宿す

ルーシー&ルーク・メイヤーの日常的な部分から、アイディアを広げクリエイションへと落としこむ〈ジル サンダー〉。ネックレスとしても使用できるマッチケースは、アイテム自体がもつユニークさと端正なデザインが、ピュアな美しさと凛とした存在感を放つ。小さなアイテムに込めた、ブランドのレガシーを感じる1点。

¥74800(マッチ別売り)
㉄ジルサンダージャパン
TEL_0120-919-256
https://www.jilsander.com/ja-jp/

No.2:LOEWE

温かみを感じる
鮮やかな彩

コロナ禍で多くのブランドがプレゼンテーションの形を模索している中、関係者各位に送付された“Show in a box”と題したボックスで、クリエイションの着想源を五感を通して表現した〈ロエベ〉。遊び心あるアプローチが反映されたカーディガンは、左右異なる暖色系のカラーと、ゆったりとしたシルエットが温かみのあるムードを演出する。

¥118000
㉄ロエベ ジャパン クライアントサービス
TEL_03-6215-6116
https://www.loewe.com/jap/ja/home

No.3:DRIES VAN NOTEN

ファッションに映す
アートの“動き”

多岐にわたる芸術作品からインスピレーションを得る〈ドリス ヴァン ノッテン〉が今回共演したのは、カメラを使わず、フィルムに直接描く手法で活躍したアーティスト、レン・ライ。アートの中にある“動き”を追求し、抽象アニメーションの元祖として名を上げた彼の鮮やかなモチーフを捉えた洋服は、中毒的な美しさを纏い、人々を陶酔へと誘う。

¥144100
㉄ドリス ヴァン ノッテン
TEL_03-6820-8104
https://www.driesvannoten.com

No.4:FENDI

本質が浮かび上がる
未来的なギミック

シルヴィア・フェンディが“ファッション界の科学者”と称する〈アンリアレイジ〉との共演。太陽光に当たると生地の色が変わり〈フェンディ〉の新コードが浮き出るという仕掛けが施されたプロダクト。最新テクノロジーを取り入れたブランドとのビッグコラボは、ファッションシーンの可能性を押し広げていく。

¥748000
㉄フェンディ ジャパン
TEL_03-3514-6187
https://www.fendi.com/jp/

No.5:Maison Margiela

ディテールがもたらす
エレガントな捻り

独創的なキルティングディテールと雲のようなふんわりとしたシェイプが特徴のアイコンバッグ「グラム スラム」がアウターウェアに。ボリューミーな質量感と丸みを帯びたシルエットで、捻りの効いた立体的な造形美を創り上げるとともに、艶のある素材感が上品な装いを演出。

¥407000
㉄メゾン マルジェラ トウキョウ
TEL_03-5725-2414
https://www.maisonmargiela.com/jp

No.6:GIVENCHY

個性と意志が示唆する
新たなスタート

クリエイティブ・ディレクター、マシュー・M・ウィリアムズのファーストコレクション。今季のキーとなったのはドレッシーなアンクルブーツにも装着された、ハードウエア。実用性とラグジュアリーの融合の象徴として、彼の個性と今後のクリエイションに対する方向性を暗示する意味合いをもつといえるだろう。

¥187000
㉄ジバンシィ表参道店
TEL_03-3404-0360
https://www.givenchy.com/apac/ja/homepage

No.7:BURBERRY

物語で飾る
ブランドのシンボル

歴史ある伝統を根底に、豊富なバラエティで進化を続ける〈バーバリー〉の定番アイテム、トレンチコート。スリーブレスのボディに繊細なタッチで描かれたグラフィックは、今シーズンのテーマにも含まれるサメと人魚のラブストーリー。ブランドの世界観の中で物語るアート的視点がプロダクトに躍動感を与え、生き生きとした表情を纏う。

¥440000(予定価格)
㉄ バーバリー・ジャパン
TEL_ 0066-33-812819
https://jp.burberry.com/

No.8:MARNI

ポップにまとめた
実用性とデザイン

洋服はもちろん、小物アイテムでも根強い人気を誇る〈マルニ〉から、リサイクルペーパーを使用したカードケースがラインナップ。キャッチーなフォントで配された、ワンカラーに映えるイエローのブランドネームがポイント。だんだんと手に馴染んでいく紙独特の風合いを感じながら、長い時間をかけて使い古したい。

¥25300
㉄マルニ 表参道
TEL_03-3403-8660
www.marni.com/jp/

RECOMMEND