CULTURE 2026.8.4
Theophilos Constantinou 『A TRAVELOGUE: FROM THE CYBERNETIC ODYSSEY』Book Launch Event
Supported by iichiko
at Park at Kims
7月16日、Park at Kims(119 Elizabeth St, New York)にて、本格焼酎〈iichiko〉のサポートのもと、Theophilos Constantinouの『A TRAVELOGUE: FROM THE CYBERNETIC ODYSSEY』のブックローンチを開催。GRINDにて連載されてきた本作がいよいよ一冊の書籍として完成し、その出版を祝うべく、夏の宵に多くの人々が会場に足を運んだ。屋内にとどまらずElizabeth St.の路上にまで賑わいが広がる様子からは、旅を重ねながら人と土地との関係を紡いできたTheophilosらしい、開かれた空気感が漂っていた。
Photo_Rina Saito
Edit&Text_Yuki Suzuka
日が傾きはじめる頃、Elizabeth St.沿いに佇むPark at Kimsには、次第に多くのゲストが集まりはじめた。全204ページ、150部限定で制作された本書には、Theophilosがこれまでの旅のなかで紡いできた言葉とまなざしが凝縮されている。会場に到着したTheophilosは、柔らかな笑顔で「GRINDやiichiko、そしてPark at Kimsのチームと一緒にこの本をローンチできることをとても嬉しく思っている」と語りかけ、Uncle Thai’sのBrendanが手がけたフードや、〈iichiko〉によるカクテルへの感謝の言葉を添えていた。
会場の壁には本書に収録された写真の数々が展示され、キューバの街角を写した"SOCIALISMO O MUERTE"の壁画や、夕暮れの水面を舞う鳥群、線路を歩く人影を捉えた一枚など、Theophilosがこれまでの旅の中で切り取ってきた瞬間が並んでいた。訪れたゲストたちは足を止めてはそれぞれの写真にしばし見入り、書籍のページの向こうに広がる世界を、壁越しにも体感しているようだった。
会場では、〈iichiko〉を使ったオリジナルカクテル3種が振る舞われた。iichiko彩天とPsycheのオリーブオイルを合わせ爽やかに仕上げた「iichiko Saiten & Tonic feat. Psyche Organic」、いいちこシルエットに糀甘酒とアーモンドミルクを合わせた「iichiko Silhouette “KOJI” Amazake Latté」、そしていいちこシルエットと佐賀県産の銘茶であるうれしの茶を掛け合わせたシンプルな「iichiko Silhouette Japanese Green Tea」。それぞれ異なる個性をもつ一杯が並び、ゲストたちはお気に入りの味を片手に思い思いの時間を過ごしていた。
夜が更けるにつれ、会場は屋内にとどまらず、Elizabeth St.の路上にまで賑わいがあふれ出した。窓の外に目をやれば、SoHoの店先に置かれたベンチや簡易テーブルを囲みながら、カクテル片手に談笑するゲストたちの姿。行き交う車や向かいのビルの明かりを背景に、いかにもニューヨークらしい猥雑さと親密さが同居する光景が広がっていた。グレーのスーツに身を包みiichikoのカクテルを手にしたTheophilos自身も、通りに立ち寄る人々と言葉を交わしながら、この日のために集まった顔ぶれを一人ひとり迎え入れているようだった。
室内の落ち着いた祝祭感と、通りにあふれ出す開放的な熱気。その両方が交差する時間の中で、『A TRAVELOGUE: FROM THE CYBERNETIC ODYSSEY』という一冊は、単なる書籍の完成にとどまらず、Theophilosがこれまで築いてきた人と土地とのつながりそのものを体現するような、ニューヨークらしい一夜として幕を閉じた。
